# DESIGN.md — 東京都現代美術館(MOT / Museum of Contemporary Art Tokyo) > 東京都現代美術館(https://www.mot-art-museum.jp/)のデザイン仕様書。 > 1995 年開館、東京・清澄白河。国内最大級の現代美術コレクションを持つ公立美術館で、2019 年のリニューアル以降、サインからウェブまで一貫した「MOT」のビジュアルアイデンティティを運用している。 > 最大の特徴は、**和文に Morisawa の「田中ゴシック(Tazugane Gothic StdN)Bold」、欧文に Graphik を組み、`YakuHanJP`(約物半角)と `font-feature-settings: "lnum","palt"` を重ねる**こと。さらに **`line-height: 1.15` がサイト全体に効く**という、日本語サイトとしてはきわめて締まった行送りを採る。地は白 `#ffffff`、文字は純黒 `#000000`、リンクは `#356eb0`、告知帯はクリーム `#f9ede0`。展覧会ラベルは黒ベタ・角丸 0 のチップ。 > 実サイトの computed style 実測(2026-07-28 取得。トップ+展覧会一覧)に基づく。 --- ## 1. Visual Theme & Atmosphere - **デザイン方針**: **作品と展覧会ビジュアルが主役、UI は無彩色の額縁**。面色・角丸・影をほとんど使わず、黒・白・薄グレーだけでレイヤーを作り、色は展覧会のキービジュアル側に預ける - **MOT について**: 公立美術館としての情報提供責務(開館状況・観覧料・アクセシビリティ)と、現代美術館としての実験性を両立させる必要がある。結果として **「上部に常設の開館ステータス帯」+「全画面の展覧会ギャラリー」** という構成になっている - **密度**: 中〜高密度。トップは開館情報 → 展覧会スライダー → お知らせ → イベント → 施設案内と積層する。1 画面あたりの情報量は多いが、行送りが締まっているため詰まって見えない - **キーワード**: 白地、純黒、Graphik + 田中ゴシック Bold、lh 1.15、`lnum`+`palt`、ブルー #356eb0、クリーム #f9ede0、角丸 0 の黒チップ - **特徴**: - **和文は Tazugane Gothic StdN Bold(`TazuganeGothicStdN-Bold`)一本**。ヘッダー・ナビ・見出し・ラベルはすべてこれ。本文(記事本体・日付・ラベル)だけはフォント指定から Tazugane が外れ、`YuGothic` / `Noto Sans JP` / `Hiragino Sans` の OS フォントに落ちる - **`YakuHanJP` と `YakuHanJPs` を使い分ける**。Tazugane を伴う見出し・ナビ系は `YakuHanJP`(約物すべて半角化)、本文系は `YakuHanJPs`(`「」()` など括弧類のみ半角化)。**日本語組版の「どこまで詰めるか」を領域ごとに切っている** - **`font-feature-settings: "lnum","palt"` も見出し・ナビ限定**。本文は `normal`。`lnum`(ライニング数字)は「2026年5月16日(土)」のような和欧混植の日付を高さの揃った数字で組むための指定 - **`line-height: 1.15` がグローバル**。16px → 18.4px、48px → 55.2px、14px → 16.1px と、実測値がすべて ×1.15 で揃う。**短いラベル・見出しが大半のサイト構造だから成立する設定**であり、長文の読み物には向かない(後述の Don't 参照) - **`letter-spacing` はサイト全体で `normal`**。字間を触らず、`palt` と `YakuHanJP` の約物処理だけで詰めをつくる - 色は **黒・白・グレー 3 段(`#dddddd` / `#eeeff0` / `#f1f1f1`)** が骨格。差し色はリンクブルー `#356eb0` と、お知らせ/過去展覧会のクリーム `#f9ede0` / `#fcf6ef` のみ - ラベルは **黒ベタ・角丸 0**(`開催中` / `開催予定` / `コレクション展示`)と **白地+黒 1px アウトライン・角丸 5px**(`ギャラリートーク` 等のイベント種別)の 2 系統 --- ## 2. Color Palette & Roles > 実測値。地は白 `#ffffff`、文字は純黒 `#000000`。ブランドカラーと呼べる色は**リンクブルー `#356eb0` のみ**で、残りはグレースケールとクリームの面色。展覧会ごとのキービジュアルが色を持ち込むため、UI 側は意図的に彩度を抑えている。 ### Brand(ブランド) - **MOT Blue** (`#356eb0`, rgb 53,110,176): リンク・サブ見出し(`h2` 20px)・スキップリンクの文字色。**サイトで唯一の恒常的な有彩色**。落ち着いた中明度のブルーで、作品画像の彩度と競合しない - **Ink** (`#000000`): 見出し・本文・ラベル面の基本色。**MOT は文字にもラベル面にも純黒を使う**(ロゴタイプ「MOT」の黒と揃える) ### Surface(面) - **Background** (`#ffffff`): ページ地色。ヘッダーもナビも白 - **Cream** (`#f9ede0`, rgb 249,237,224): 「MOT からのお知らせ」帯の面色。**トップの上部 viewport で最大面積を占める色**(疑似要素 `::before` で塗られている)。白地の中で唯一の暖色面 - **Cream Light** (`#fcf6ef`, rgb 252,246,239): 「これまでの展覧会をみる」ブロックの面色。Cream をさらに薄めた段 - **Gray 100** (`#f1f1f1`, rgb 241,241,241): 開館ステータスバー(「本日は開館日です」)の面 - **Gray 200** (`#eeeff0`, rgb 238,239,240): コレクション展示ブロック・「ページ上部へ戻る」の面 - **Gray 300** (`#dddddd`, rgb 221,221,221): ページ見出し帯(「展覧会 / 開催中・これからの展覧会」)の面 - **Gray 400** (`#cccccc`, rgb 204,204,204): セクション区切り・非活性面 - **Overlay** (`rgba(0,0,0,0.75)`): ナビゲーションモーダルの背景。黒 75% で背後のページを残す ### Neutral(文字・罫) - **Text Primary** (`#000000`): 本文・見出し - **Text on Dark** (`#ffffff`): 黒チップ・黒ボタン・開館ステータス帯(黒地時)の文字 - **Border** (`#dddddd` / `#cccccc`): 区切り線・アウトラインチップの罫(アウトラインチップの罫は `#000000` 1px) ### Semantic(意味的な色) - MOT は**意味色をほとんど持たない**。状態は色ではなく**ラベルの文言**(`開催中` / `開催予定` / `募集` / `お知らせ`)で表現する - **Info/Link**: `#356eb0` を流用 - **Danger/Error**: フォーム用途で必要な場合のみ暖色の赤(`#c0392b` 目安)。UI 全体の無彩色を壊さないよう、面ではなく文字と 1px 罫に留める > **注**: `--swiper-theme-color: #007aff` という CSS 変数が出るが、これはスライダーライブラリ Swiper の既定値であり **MOT のブランドカラーではない**。実装時に流用しないこと。 --- ## 3. Typography Rules > **和文 Tazugane Gothic StdN Bold + 欧文 Graphik**。見出し・ナビ系は `YakuHanJP` + `"lnum","palt"`、本文系は `YakuHanJPs` + `normal` と**領域で組版設定を切り替える**。`line-height: 1.15` がグローバル、`letter-spacing` は全域 `normal`。 ### 3.1 和文フォント - **ゴシック体(見出し・ナビ・UI)**: **Tazugane Gothic StdN Bold**(`TazuganeGothicStdN-Bold`)。Morisawa のヒューマニストサンセリフ系ゴシックで、欧文 Neue Frutiger と調和するよう設計されている。MOT では **Bold ウェイトのみ**を使い、CSS 側の `font-weight` は 600(一部 700)を当てる - **本文の和文**: Tazugane を**指定しない**。`my-yu-gothic` → `YuGothic`(游ゴシック)→ `Noto Sans JP` → `Hiragino Sans` → `ヒラギノ角ゴ ProN W3` → `Hiragino Kaku Gothic ProN` → `メイリオ` の OS フォントチェーンに落とす - **約物**: `YakuHanJP`(見出し・ナビ用。約物をすべて半角化)と `YakuHanJPs`(本文用。`「」()` など括弧類のみ半角化)を**用途で使い分ける** - 明朝体は UI に使わない ### 3.2 欧文フォント - **サンセリフ**: **Graphik Web**(Commercial Type)を先頭に置く。以降 `Univers` → `Helvetica Neue` → `Helvetica` → `Roboto` → `Noto Sans` → `Segoe UI` → `Droid Sans` → `Verdana` の順にフォールバック - **欧文が和文より先**。館名の英語表記「MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO」や作家名のアルファベット、年号を Graphik の字面で見せるための順序 - **preview.html での注記**: `Graphik Web` は Commercial Type の商用ライセンス、`TazuganeGothicStdN-Bold` は Morisawa Fonts のライセンスフォントで、いずれもローカルの preview.html では表示できない。プレビューでは欧文に **Inter**、和文見出しに **Zen Kaku Gothic New (700)**、和文本文に **Noto Sans JP** を代替として用いる。Zen Kaku Gothic New は Tazugane 同様のヒューマニスト系ゴシックで、ふところの広さと字面の性格が近い。実装時は必ず Graphik と Tazugane Gothic StdN を読み込むこと ### 3.3 font-family 指定 ```css /* 見出し・ナビ・ラベル(Tazugane あり) */ font-family: "Graphik Web", Univers, "Helvetica Neue", Helvetica, Roboto, "Noto Sans", "Segoe UI", "Droid Sans", Verdana, YakuHanJP, TazuganeGothicStdN-Bold, my-yu-gothic, YuGothic, "Noto Sans JP", "Hiragino Sans", "ヒラギノ角ゴ ProN W3", "Hiragino Kaku Gothic ProN", メイリオ, Meiryo, sans-serif; font-feature-settings: "lnum", "palt"; /* 本文・日付・記事ラベル(Tazugane なし) */ font-family: "Graphik Web", Univers, "Helvetica Neue", Helvetica, Roboto, "Noto Sans", "Segoe UI", "Droid Sans", Verdana, YakuHanJPs, my-yu-gothic, YuGothic, "Noto Sans JP", "Hiragino Sans", "ヒラギノ角ゴ ProN W3", "Hiragino Kaku Gothic ProN", メイリオ, Meiryo, sans-serif; font-feature-settings: normal; /* グローバル */ line-height: 1.15; letter-spacing: normal; ``` **フォールバックの考え方**: - **欧文(Graphik)が先頭**。和文グリフを持たないため、日本語は自動的に後続の和文フォントへ落ちる(和欧の役割分担を font-family の順序だけで実現する古典的な手法) - **`YakuHanJP` / `YakuHanJPs` は和文フォントの直前に置く**。約物だけを先取りして半角化するための位置 - **見出しは Tazugane、本文は OS フォント**という二層構成。Web フォントの読み込み量を見出しに集中させ、本文はシステムフォントで即時表示する設計 ### 3.4 文字サイズ・ウェイト階層 | Role | Font | Size | Weight | Line Height | Letter Spacing | 備考 | |------|------|------|--------|-------------|----------------|------| | Section Display | Tazugane Bold | 48px | 600 | **1.15** (55.2px) | normal | 「イベント」等のセクション見出し | | Page Title | Tazugane Bold | 44px | 600 | **1.15** (50.6px) | normal | `h1`「開催中・これからの展覧会」 | | Heading 2 | Tazugane Bold | 32px | 600 | **1.15** (36.8px) | normal | `h3`「施設案内」 | | Exhibition Title | Tazugane Bold | 28px | 600 | **1.15** (32.2px) | normal | 展覧会タイトル | | Section Sub | OS ゴシック | 25.6px | 600 | **1.15** (29.44px) | normal | 「開催中の展覧会」(Tazugane なし) | | Modal Title | Tazugane Bold | 24px | 600 | **1.15** (27.6px) | normal | ナビモーダルの大項目 | | Sub Heading | Tazugane Bold | 20px | 600 | **1.15** (23px) | normal | `h2` サブ見出し `#356eb0` | | Nav Item | Tazugane Bold | 18px | 600 | **1.15** (20.7px) | normal | ナビの中項目 | | Body / Nav | Graphik + OS | 16px | 400 | **1.15** (18.4px) | normal | `body` 既定。ナビは 600 | | Label / Date | OS ゴシック | 14px | 600 | **1.15** (16.1px) | normal | 展覧会ラベル・会期表記 | | Menu Caption | Tazugane Bold | 12px | 700 | **1.15** (13.8px) | normal | ハンバーガー下の「メニュー」 | - **ウェイトは 400 と 600 の 2 段**が基本(12px のメニューキャプションのみ 700)。Tazugane Bold を 600 で当てているため、実際の描画はかなり太い - **サイズだけで階層を作る**。字間も行間も動かさないので、48 / 32 / 20 / 16 / 14 のサイズ差が唯一の手がかりになる ### 3.5 行間・字間 - **行間 (line-height)**: **サイト全体で 1.15**。実測値がすべて基準サイズ ×1.15 で揃う(16→18.4 / 48→55.2 / 14→16.1 / 44→50.6) - **字間 (letter-spacing)**: **全域 `normal`**。詰めも開きも一切行わない - **詰めは `palt` と `YakuHanJP` が担当**。`letter-spacing` を動かす代わりに、約物半角化とプロポーショナル詰めで和文の空きを処理する **ガイドライン**: - **1.15 が成立するのは、MOT のテキストが「短いラベル・1〜2 行の見出し・会期表記」に最適化されているから**。展覧会名や施設名は長くても 2 行で収まる - **展覧会解説など 3 行以上続く文章を組む場合は 1.15 を使わない**。1.7〜1.9 に開くこと(後述の Don't 参照) - 数字を含む見出し・日付には必ず `"lnum"` を効かせる。「2026年5月16日(土)」のような和欧混植で数字の高さが揃う ### 3.6 禁則処理・改行ルール ```css overflow-wrap: break-word; line-break: strict; word-break: normal; ``` **禁則対象**: - 行頭禁止: `)」』】〕〉》、。,.・:;?!` - 行末禁止: `(「『【〔〈《` - 展覧会名・作家名は改行位置が意味を壊しやすい。`` や `
` で意図的に改行位置を指定するのが望ましい ### 3.7 OpenType 機能 ```css /* 見出し・ナビ・ラベル */ font-feature-settings: "lnum", "palt"; /* 本文・日付・記事 */ font-feature-settings: normal; ``` - **`palt`(プロポーショナル字詰め)は見出し・ナビ限定**。大きな文字ほど和文の字間の空きが目立つため、見出しにだけ掛ける - **`lnum`(ライニング数字)が MOT の隠れた要点**。Graphik の既定はオールドスタイル数字寄りの設計になりうるため、`lnum` で高さの揃った数字に固定する。会期・開館時間・年号を扱う美術館サイトでは効果が大きい - **本文は `normal`**。長めの日本語テキストに `palt` を掛けると読みづらくなるため、意図的に外している ### 3.8 縦書き - 該当なし。UI・展覧会情報とも横組み - 展覧会キービジュアル内の縦組み(例:「MOT コレクション」の縦書きタイトル)は**画像として扱う**。CSS の `writing-mode` は使っていない --- ## 4. Component Stylings ### Buttons **Primary(黒ソリッド・角丸 5px)** - Background: `#000000` - Text: `#ffffff` - Padding: `8px`(矢印付きは `5px 30px 5px 10px`) - Border Radius: `5px` - Font: Tazugane Bold / 16px(小サイズは 14px)/ weight 600 - 例: 「MOT について詳しくみる」「お知らせ一覧をみる」 **Text Link(ブルー・下線なし)** - Background: `transparent` - Text: `#356eb0` - Padding: `14px 40px` - Border Radius: `0px` - Font: 16px / weight 600 - 例: 「開館時間・休館日/観覧料」「フロアマップ」「収蔵作品検索」 - **MOT の一覧リンクはボタン化せず、ブルーの文字リンクを行として並べる** ### Labels / Chips **Status Chip(黒ベタ・角丸 0)** - Background: `#000000` - Text: `#ffffff` - Padding: `8px 20px`(ギャラリー上部の大サイズは `20px 83px`) - Border Radius: **`0px`** - Font: 14〜20px / weight 600 / `font-feature-settings: normal` - 例: `開催中` / `開催予定` / `コレクション展示`(現在地ナビにも同じ黒ベタを使う) **Category Chip(白地・黒アウトライン・角丸 5px)** - Background: `#ffffff` - Text: `#000000` - Border: `1px solid #000000` - Padding: `4px 32px` - Border Radius: `5px` - Font: 14px / weight 600 - 例: `ギャラリートーク` / `ギャラリークルーズ` **News Tag(面なし・角丸 5px)** - Background: `#ffffff` - Text: `#000000` - Padding: `3px` 〜 `8px` - Border Radius: `5px` - Font: 14px / weight 600 - 例: `お知らせ` / `募集` ### Select(言語切替・年度絞り込み) - Background: `transparent`(ヘッダー黒帯上)または `#ffffff` - Text: `#ffffff`(黒帯上)/ `#000000` - Padding: `0 40px 0 10px`(右に矢印用の余白) - Border Radius: `0px` - Font: 14〜16px / weight 600 ### Cards(展覧会・イベント) - Background: `#ffffff`、または `#eeeff0` / `#fcf6ef` の面カード - Border: なし(面色と余白で分離) - Border Radius: **`0px`**(画像も角を落とさない) - 構成: 画像 → 黒ベタのステータスチップ → タイトル(Tazugane 28px)→ 会期(14px / 600) - Shadow: なし ### Status Bar(開館状況) - Background: `#f1f1f1`(開館日)/ 黒地 `#000000` のパターンもある - 中身: 「本日は開館日です」(20px / 600)+「開館時間 10:00-18:00」(16px / 600) - **公立館として最上部に常設される情報**。`lnum` で時刻表記の数字を揃える --- ## 5. Layout Principles ### Spacing Scale | Token | Value | |-------|-------| | XS | 4px | | S | 8px | | M | 16px | | L | 24px | | XL | 40px | | XXL | 64px | - 実測のパディングは `8px` / `10px` / `20px` / `23px` / `24px` / `26px` / `32px` / `40px` に集中する ### Container - Max Width: **1440px 相当の全幅**(展覧会ギャラリーはビューポート全幅にブリード) - コンテンツセクションは概ね **1200px** 前後に収める - Padding (horizontal): 20〜40px ### Grid - Columns: 展覧会サムネイルは 4 カラム、イベント・お知らせは 1 カラムのリスト - Gutter: 24px - **トップは「全幅の展覧会ギャラリー」→「コンテナ内の情報リスト」の 2 層構造**。ギャラリーは横スクロールのスライダー(Swiper) --- ## 6. Depth & Elevation 実測ではほぼ全要素が `box-shadow: none`。**MOT は影を使わず、面色の切り替えだけで階層を作る**。 | Level | Shadow | 用途 | |-------|--------|------| | 0 | none | 既定。ほぼすべての要素 | | 1 | none(面色差で表現) | カード・チップ。`#ffffff` × `#eeeff0` × `#f9ede0` の面の差で分離 | | 2 | `0 1px 0 0 rgba(0,0,0,0.1)` | 固定ヘッダーの下辺(必要な場合のみ) | | 3 | `rgba(0,0,0,0.75)` の全画面オーバーレイ | ナビゲーションモーダル。影ではなく**暗幕**で階層を作る | - **奥行きは「白 → 薄グレー `#f1f1f1` → グレー `#dddddd` → 黒 `#000000`」の 4 段の面**で表現する - モーダルだけは例外的に強い(黒 75%)。中間的な半透明は使わない --- ## 7. Do's and Don'ts ### Do(推奨) - 和文見出しは Tazugane Gothic StdN Bold、欧文は Graphik。**font-family は欧文を先頭に置く** - **見出し・ナビには `YakuHanJP` + `font-feature-settings: "lnum","palt"`、本文には `YakuHanJPs` + `normal`** と、領域で組版設定を切り替える - 会期・開館時間・年号など**数字を含むテキストには必ず `lnum` を効かせる** - `letter-spacing` は `normal` のままにする。詰めは `palt` と約物半角化に任せる - ステータスラベルは**黒ベタ・角丸 0**、イベント種別は**白地+黒 1px アウトライン・角丸 5px** と、形で意味を分ける - 有彩色はリンクブルー `#356eb0` に限定し、色は展覧会のキービジュアルに預ける - 面の段差は `#ffffff` / `#f1f1f1` / `#eeeff0` / `#dddddd` の 4 段で作る。暖色面は `#f9ede0` / `#fcf6ef` のみ - 開館状況(開館日/休館日・開館時間)はページ最上部に常設する ### Don't(禁止) - **`line-height: 1.15` を長文に使わない**。MOT でこれが成立するのは短いラベルと 1〜2 行の見出しが中心だから。展覧会解説・コラムなど 3 行以上続く日本語本文には **1.7〜1.9** を使うこと - **本文に `palt` を掛けない**(MOT 自身も本文は `normal`)。長文の和文にプロポーショナル詰めを掛けると読みづらくなる - 角丸を大きくしない。**チップとボタンは 0px か 5px の 2 択**、カードと画像は 0px - 影を落とさない。階層は面色で作る - リンクブルー `#356eb0` 以外の有彩色を UI に足さない(Swiper 既定の `#007aff` を流用しない) - ステータス表現を色だけに頼らない。**必ず「開催中」「開催予定」の文言を伴わせる**(アクセシビリティ配慮を公表している館であるため) - `letter-spacing` を独自に足さない。全域 `normal` が MOT の字面の前提 --- ## 8. Responsive Behavior ### Breakpoints | Name | Width | 説明 | |------|-------|------| | Mobile | ≤ 767px | 1 カラム。ナビは全画面モーダル(黒 75% オーバーレイ) | | Tablet | 768–1024px | 2 カラム。展覧会サムネイルは 2 列 | | Desktop | > 1024px | 4 カラムの展覧会ギャラリー+全幅スライダー | ### タッチターゲット - 最小サイズ: 44px × 44px(WCAG基準) - ブルーの文字リンク(`14px 40px` パディング)はこのために縦横の余白を大きく取っている ### フォントサイズの調整 - 本文 16px は据え置き。ラベル 14px も維持する - Page Title 44px → モバイルでは 26〜30px、Section Display 48px → 28〜32px 程度に縮小 - **モバイルでは行間を 1.15 から 1.4 前後まで開く**ことを推奨(画面幅が狭く見出しの折り返しが増えるため) --- ## 9. Agent Prompt Guide ### クイックリファレンス ``` Background: #ffffff Text: #000000 (純黒) Link / Sub: #356eb0 (MOT Blue。唯一の恒常的な有彩色) Cream: #f9ede0 (お知らせ帯) / #fcf6ef(過去展覧会) Gray: #f1f1f1 / #eeeff0 / #dddddd / #cccccc Overlay: rgba(0,0,0,0.75) (ナビモーダル) JP Font (見出し): YakuHanJP, TazuganeGothicStdN-Bold, YuGothic, "Noto Sans JP", sans-serif JP Font (本文): YakuHanJPs, YuGothic, "Noto Sans JP", "Hiragino Sans", sans-serif Latin Font: "Graphik Web", Univers, "Helvetica Neue", Helvetica, sans-serif(和文より先頭) Body Size: 16px / weight 400 Weight: 400(本文) / 600(見出し・ナビ・ラベル) / 700(12px キャプションのみ) Line Height: 1.15(グローバル。長文は 1.7〜1.9 に開くこと) Letter Spacing: normal(全域) Feature: 見出し "lnum","palt" / 本文 normal Radius: 0px(ステータスチップ・カード・画像) / 5px(ボタン・カテゴリチップ) Shadow: none ``` ### プロンプト例 ``` 東京都現代美術館(MOT)のデザインシステムに従って、展覧会一覧ページを作成してください。 - 欧文は Graphik(無ければ Helvetica Neue / sans-serif)を font-family の先頭に置く - 和文の見出し・ナビは YakuHanJP + TazuganeGothicStdN-Bold、 本文は YakuHanJPs + 游ゴシック / Noto Sans JP に落とす - 見出し・ナビには font-feature-settings: "lnum","palt"、本文には normal を指定する - letter-spacing は全域 normal。line-height はラベル・見出しに 1.15、 展覧会解説など 3 行以上の本文には 1.8 を使う - 地は白 #ffffff、文字は純黒 #000000、リンクとサブ見出しは #356eb0 - ページ見出し帯は #dddddd、お知らせ帯はクリーム #f9ede0 - ステータスラベル(開催中 / 開催予定)は黒ベタ #000000・白文字・角丸 0px・padding 8px 20px - イベント種別ラベル(ギャラリートーク等)は白地+1px solid #000000・角丸 5px・padding 4px 32px - 主要 CTA は黒ソリッド・白文字・角丸 5px、一覧リンクは #356eb0 の文字リンクを行で並べる - 影は使わない。階層は #ffffff / #f1f1f1 / #eeeff0 / #dddddd の面色差で作る - ページ最上部に「本日は開館日です/開館時間 10:00-18:00」の開館ステータス帯を常設する - 会期表記(2026年5月16日(土)〜8月16日(日))は lnum を効かせて数字の高さを揃える ```